「多くの協力に感謝」能登の子らへの支援1年、ミサンガ販売一区切り 桔梗が丘の植田勝美さん

2026年01月16日 のニュース

 京都府福知山市桔梗が丘の植田勝美さん(84)は、能登半島地震の被災地にできる支援を-と、手作りのミサンガを販売し、売り上げなどを石川県珠洲市の各小学校に送ってきた。協力者とともに1年以上活動を続け、市内全小学校への支援完了のめどが立ったことから、8回目の販売で一区切りとすることを決めた。

 この活動を始めたのは、2024年10月下旬から。協力を呼びかけて集まったメンバーを含め、拠点の市丹波生活衣館(内記一丁目)でミサンガをそれぞれ作り、1回につき120本ほどを用意。1本300円で販売してきた。

 同時に募った寄付、売り上げとともに、児童と教職員分のミサンガも添え、各小学校へ送付。毎回寄付先の小学校を変え、珠洲市にある全9校(小中一貫校含む)のうち、これまでに7校への支援を終えた。

 支援を受けた学校からは、校長先生の感謝の手紙のほか、「大切に使います」「元気をもらいました」といった児童の寄せ書き、集合写真などが届いた。植田さんは「役に立っていることが実感できて、とてもうれしい」と目を細め、大切に保管している。

 また現在14人ほどいる協力者、そして「水害で大変だったときに全国の人たちから助けてもらい、そのお返しに何かできれば」と購入してくれた市民らにも感謝。「みなさんのおかげで、これまで活動を続けることができました」と話す。

 当初から協力する河波敦子さん(81)と入江一巳さん(86)、盛岡和子さん(84)は「現地でのボランティアはできませんが、できる範囲の支援をしようと参加してきました。仲間との絆も深まっていたので、活動が終わるのは寂しい思いもあります」と口をそろえる。

 植田さんは「被災地で前を向いて暮らす子どもたちのためにと、勢いで始めたミサンガ販売も次回で最後。『あのとき手を差し伸べてくれた人がいたな』と思い出し、将来困っている人を助けてあげられるような大人になってほしい」と願いを込める。


写真(クリックで拡大)=寄付先の小学校から届いた寄せ書き、販売するミサンガなどを持つ植田さん(左)と協力者たち

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