科学の甲子園ジュニア全国大会に出場 福高附属中1年生
2025年09月28日 のニュース
京都府福知山市土師、福知山高校附属中学校(藤田浩校長)の1年生3人でつくるチームが、12月12日~14日に兵庫県で開かれる「第13回科学の甲子園ジュニア全国大会」に出場する。同校のチームが全国に出るのは、2019年以来2回目。府予選会で準優勝し、優勝した洛北中学校(京都市)2年生3人と組み、府代表として夢の舞台に挑む。
大会は、国立研究開発法人科学技術振興機構が主催。科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心、創造性に優れた人材を育成することを目的に開催している。
各都道府県で7月~10月に予選会があり、京都府予選会は京都市などで8月2日に筆記予選、9月6日に実技決勝が行われ、7校から48チームが出場した。
福高附属中の準優勝メンバーは、西山孔一朗君、近藤紘一郎君、石川晴仁君。理科や数学など複数分野から出題される筆記では、それぞれの得意分野を分担して協力しながら解答したが、手応えはあまりなかった。それでも7位に入り、実技決勝に進む上位8チームに残ることができた。
実技決勝では、ものづくり力やコミュニケーション力を駆使して課題解決能力を競い、最適解にたどり着いて高得点をたたき出した。
最終順位は、筆記と実技決勝の総合点で争われ、実技の得点で順位を大きく上げて2位になり、全国出場の切符を獲得。みんなで快挙を喜び合った。
3人は「全国出場という結果は、もちろんうれしいですが、それ以上にチームとして団結し、楽しく取り組めたことが良かったです。府代表になったからには、例題を解くなどして準備し、自分たちの力を最大限発揮できるようにしたい」と意気込んでいる。
2年生のチームは府予選会で3位に
また府予選会では、同校2年の伊達隼大君、野崎雅楽君、樋川海響君の3人で結成したチームが3位に入った。筆記は6位で突破し、実技では主軸のプランAと控えのBを用意したのが良かったといい、結果的に控えのBで高得点を出すことができた。
写真(クリックで拡大)=全国を決めた1年生チーム(前列)と府予選会3位の2年生チーム