あまづキッチン10周年 記念イベントに200人 

2025年05月01日 のニュース

 京都府福知山市勅使のあまづキッチンが、オープン10周年を迎えた。障害者が働くレストランとパン、アイスの製造・販売などをする施設で、社会福祉法人ふくちやま福祉会が運営。29日には記念イベントをし、日ごろの感謝を込めて、利用者へのプレゼントを用意。ミニマルシェなどもあり、約200人が訪れてにぎわった。

 従業員が生きいきと働ける場所をめざし、2015年4月29日にオープン。障害のあるスタッフは6人でスタートしたが、現在は10人が勤務。気持ちの良い接客、栄養バランスの取れたおいしい料理が売りで、多い日で80人が訪れる人気店になっている。

 カフェレストランでは、ハンバーグ、牛すじカレー、米粉ピザ、パスタなどを提供。パン工房と「収穫のアイス」の製造場もあり、アイスなどはカフェレストランでも提供している。

 記念イベントは、大きな節目を迎え、「お客様に喜んでもらえれば」と企画。レストランで食事した人を対象に、ミニアイスをプレゼント。ウッドデッキではさをり織りのかばん、多肉植物、鬼のグッズなどの販売ブースが並んだ。

 また同福祉会が運営する就労継続支援B型事業所「第2ふくちやま作業所」の人気商品・はじめてコロッケも販売。子どもたちが喜ぶスーパーボールすくいもあり、大人も子どもも楽しいひと時を過ごし、10周年を祝い合った。

 あまづキッチン管理者の織戸和歌菜さん(45)は「ここまで続けてこられたのは、お客様のおかげです。また従業員も仕事を頑張ってくれていて、個々の成長につながっているのもうれしい。福祉施設は、近寄りがたいイメージがあると思うので、もっと訪れやすいようにして、親しんでもらえる店にしていきたいです」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=利用者にアイスを手渡す織戸さん

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