稚アユの放流始まる 4市町で計40万匹 漁解禁は6月1日
2025年04月26日 のニュース
由良川漁業協同組合(日和隆組合長)が、6月1日からのアユ漁解禁を前にした稚アユの放流を、管内の由良川本流、支流で始めた。皮切りとなった26日は京都府福知山市内の由良川本流で福知山支部の組合員たちが、300キロ(約3万3千匹)を放流。解禁日までに福知山、綾部、舞鶴、京丹波4市町で計2850キロ(約40万匹)を放す。
音無瀬橋下流左岸では、福知山支部の組合員7人が体長12センチほどの岡山県産の稚アユをバケツで次々と放し、アユたちは銀色の体をくねらせながら勢いよく泳いで行った。解禁日には20センチほどになる。
日和組合長(76)は「昨年は天然アユの遡上が、組合が始まって以来の多さでした。今年も本流、支流とも天然遡上が絶好調で、釣果にも期待が持てます」と話していた。
アユ釣りは6月1日午前6時、網漁は7月1日に解禁する。今年から、法川から新音無瀬橋までの由良川本流が竿専用区に指定され、同区間での網漁は8月1日からとなった。
遊漁証は市内の釣具店などで購入できる。年券が1万1千円、日券は7月5日から3500円で販売する。9月30日までが漁期で、11月からは産卵期の「落ちアユ漁」が解禁される。
写真(クリックで拡大)=音無瀬橋下で稚アユが放たれた(26日午前10時15分ごろ)