福知山の夏の花火、今年は4千発に 実行委が8月11日に第2回大会

2025年04月25日 のニュース

 昨夏に京都府福知山市の由良川河川敷で花火大会を実施した福知山HANABI実行委員会が、8月11日に第2回大会を計画している。午後8時から約30分間、昨年の2倍の4千発を打ち上げる予定で、前回の実施内容を踏まえた安全対策を第一に、夏の思い出に残る大会をめざす。

 実行委は、市内の若手経営者たちや福知山観光協会などでつくる有志団体。2013年8月15日の露店爆発炎上事故から11年ぶりの花火大会を昨年8月11日に復活させた。事故があった大会とは別の主催団体で、市の後援を受けて、「第1回福知山HANABI2024」として開いた。延べ1万2千人以上が来場した。

 市は、検証会議での調査結果などを踏まえて、安全対策の確保を前提に段階的な規模拡大について容認する考えを2月に示していた。

 今夏の開催に向け、実行委は昨年12月から内容を練ってきた。警備体制は前回大会の時点で、10万人以上が訪れたかつての花火大会最盛期よりも充実させているといい、これを継続。今夏は広小路通りに加え、堤防下の城下通りも歩行者天国とすることで、混雑解消を図る。

 前回の課題として露店が少なく人が集中したため、御霊公園内の露店を増やすほか、付近の民有地を借りて露店スペースにし、2カ所で約40店舗が出店できるようにする。熱源はIHとプロパンガス、炭のみとし、出店者には事前に安全講習の受講を義務付ける。

 有料観覧席は前回の約3千席から約5千席へと増やし、地元の協力店舗などでもチケットを買えるようにする。販売は6月上旬からの予定。花火の開始前には広小路通りで福知山踊りの披露も考えている。

 実行委員長の奥田友昭さん(44)は「子どもたちにとって思い出深く、帰ってきたいと思われるまちになるよう、間近で花火が体感できるここにしかない大会として実施します。安全対策を徹底的に行い、みなさんと一緒に大会を作っていきたい」と話す。

 昨年大会後、会場にはほとんどごみが無く、花火大会を大切に思う市民の思いを感じたほか、協力してくれる団体も増えているという。今年のテーマは「JOIN US(一緒にやりましょう)」とした。

 実行委のメンバーたちは24日、市役所の商業観光課を訪れ、後援申請書を提出した。


写真(クリックで拡大)=昨年の花火大会
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