全国やきもの甲子園 初挑戦で銅賞 中丹支援校4人チーム
2025年03月23日 のニュース
岐阜県多治見市が主催する高校生の陶芸コンテスト「全国やきもの甲子園」団体の部で、福知山市私市、京都府立中丹支援学校高等部の生徒4人による「チーム中丹」が銅賞を受けた。中丹支援からは初の出品で、力を合わせて製作した作品が入賞したことを喜んでいる。
コンテストは、多治見市の地場産業である美濃焼の魅力発信が目的で、今年で4回目。今回は個人部門に加えて、団体部門を導入し、全国から作品を募った。
中丹支援高等部では、1~3年生が在籍する5組と6組が2学期に、日本の文化についての学習で、粘土をこねて成形し、学校にある窯で焼いて抹茶茶わんを作った。その後、培った技術をさらに伸ばすため、1年生3人と3年生1人で「チーム中丹」を結成し、同甲子園に出す作品づくりに取り組んだ。
春夏秋冬の4色マグカップ
団体部門は、春夏秋冬を表現した4つのマグカップがテーマとなり、全国から9校、13チームがエントリー。チーム中丹は作品名「京’sベジタブル」で挑んだ。
4つの色別のマグカップで、四季の野菜・果物をスタンプで押してデザインした。春のカップは黄色で、キャベツやタマネギなど、夏は青色でキュウリやバナナなどの絵柄に。秋は茶色でサツマイモやブドウなど、冬は白色でハクサイやリンゴなどを表した。
コンテストの審査は2段階方式で、1次は作品の写真、最終は現物を見て入賞、入選を決めた。
チーム中丹の4人は春、夏、秋、冬のマグカップの製作を一人一つずつ担当し、力を合わせて統一感がある作品に仕上げ、銅賞を獲得した。
秋を担当した1年5組の足立麗穏さんは「みんなで銅賞をもらえて、とてもうれしい。またコンテストに挑戦してみたい」と話している。
写真上(クリックで拡大)=チーム中丹のメンバーたち
写真下(クリックで拡大)=銅賞を受賞したチーム中丹の作品「京’sベジタブル」