地元の若者12人が稽古の成果を披露 舞台演劇「わが星」 23、24日に厚生会館で
2025年02月19日 のニュース
京都府福知山市は23、24両日、中ノの市厚生会館で舞台演劇「わが星」を上演する。公募で集まった小学4年生から30代までの福知山にゆかりのある12人が出演し、積み重ねてきた稽古の成果を見せる。
青少年をはじめとする市民に、芸術文化体験の機会を提供し、将来の文化活動の担い手を育成することを目的にした市の初企画事業。
「わが星」は劇作家、柴幸男さんの代表作で、演劇界の芥川賞と言われる第54回岸田國士戯曲賞を受賞している。府北部での上演は初めて。
団地で暮らす一家と星の一生を重ね合わせた物語で、ダンスやラップを採り入れた新しい演劇となっている。
昨夏に出演者、スタッフを募集し、これまで練習を重ねてきた。昨年12月16日にはハピネスふくちやまでプレ公演を実施した。
本番は、より楽しんでもらえるよう、客席の中に仮設舞台を作り、舞台と客席の間の階段も使いながら物語を進めていく。
公演は両日で計4回行う。23日は午後3時からのA公演と同7時からのB公演。24日は午前11時からのA公演(親子向け)と午後3時からのB公演がある。親子向け公演では、ミルクやおむつ替えのため途中で入退場ができるようにする。
入場無料。観賞は予約が必要で、23日と24日のA公演は定員いっぱいとなった。また4回とも当日席を準備する。
市文化・スポーツ振興課は「出演者のうち半数が演劇未経験者ですが、みんなで力を合わせて、見応えのある面白い劇に仕上げているので、ぜひ多くの人たちに見てほしい」という。
写真(クリックで拡大)=2024年12月16日にあったプレ公演(市提供)