落雷で損壊した「風宮」の修繕に協力を CFで広く呼びかけ 元伊勢外宮

2025年01月30日 のニュース

 京都府福知山市大江町天田内、元伊勢外宮豊受大神社(河田光稔宮司)は、境内にある府暫定登録文化財の別宮「風宮」などが昨年7月の落雷で損壊し、その修繕費をクラウドファンディング(CF)で募っている。河田宮司(49)は「風宮は早急な修繕が必要となっています。みなさんの力をお貸しください」と呼びかけている。

 落雷があったのは7月21日午後7時ごろ。本殿そばの小宮の裏手にあるスギの木に雷が落ち、周囲に放電。小宮4社の上屋の柱9本と風宮の柱が裂けた。

 風宮は風の神をまつる別宮で、創建された年代は分からないという。現在応急措置として、柱の一部を鉄の支柱で補強している。

 修繕には高額な費用がかかり、神社の力や地域の支援だけでは全てが賄えないことから、協力会を立ち上げ、CFに取り組むことにした。

 目標金額は600万円。返礼品として、落雷を受けて伐採した木で作ったお守りや丹後和紙を使ったお礼状、限定御朱印などを準備している。

 CFサイト「レディーフォー」で、2月28日午後11時まで受け付ける。1月29日午前11時現在、205人から509万5000円の支援が寄せられている。

 河田宮司は「地元はもとより、全国や海外の方たちからの寄付も集まっています。目標額まであと少しなので、何とか到達することができたらありがたい」と話している。

 600万円の目標額を達成できた場合、次の目標額を定めて、引き続き協力を呼びかけていく。

 
写真(クリックで拡大)=被害を受けた風宮

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