再開花火大会、外部有識者らが安全対策を検証
2024年08月16日 のニュース
京都府福知山市の由良川音無瀬橋近くで今夏11年ぶりに再開された花火大会。打ち上げ規模は以前の3分の1、約2000発に縮小して取り組んだ。安全第一を掲げて11日夜に実施。市は、大会運営や事故防止対策の検証をする検証会議を開き、外部有識者らが務める委員が、露店、雑踏などの対策について現場で確認した。
花火終了後に、委員からは「人が滞留するところもあったので、人流のところを検証していきたい」「有料観覧席にはごみがなく、マナーが良かった」「御霊公園の遊具は暗くなると立ち入り禁止にしたほうがよいのでは」などと意見が出ていた。
検証会議に出席した大橋一夫市長は「現時点においては大きな事故がなかったということで、少しホッとしている。検証会議の取りまとめを踏まえ、来年度以降、本市としてどうしていくのか考えていきたい」と話していた。
実行委によると、来場者の延べ人数は有料観覧席が約3千人、露店を集めた御霊公園は約4千人、車両通行止めにした広小路通り周辺が約5千人の計1万2千人。事故や大きなトラブルはなかったという。自宅周辺、福知山城公園などそれぞれの場所から見上げる市民もたくさんいた。
写真(クリックで拡大)=有料観覧席の様子を確認する検証会議の委員