花火大会露店事故の被害者家族が献花 「再開は良かった」

2024年08月16日 のニュース

 11年前の福知山花火大会での露店爆発炎上事故が起きた15日、当時中学生だった息子がやけどを負った兵庫県丹波市の男性(61)は、京都府福知山市内の事故現場を訪れ、犠牲者を悼み、花束を供え手を合わせた。

 男性は辺りを見渡して、「この日を迎えたら当時を思い出します。(事故の)その後もしんどかったなって。息子と同じ病室で亡くなられた方もいて、すごく悲惨だった」と振り返り、「来られる限りは献花を続けていきたい」と語った。

 今夏の花火大会再開については「被害者の中には感じるところがあるという方もいると思うが、十分安全面を考慮されて露店を出し、伝統ある花火大会が行われたことは良かったと思う」と言い、「機会があれば、また息子と見に来たい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=献花後、手を合わせる丹波市の男性

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