37億投じた福知山学園の大規模再配置完了
2024年06月16日 のニュース
社会福祉法人福知山学園(松本修理事長)は、京都府福知山市三和町千束の既存施設を増改築し、障害者向け重度対応型グループホームなどに再整備した。このほど竣工式があり、テープカットなどをして完成を喜び合った。
2021年から37億円以上の総事業費を投じ、三和で運営する施設を大規模に再配置する「FUKUGAKUバリューアップ計画」に取り組んできた。これが最後の整備となり、3年がかりで完了した。
今回増改築したのは、新築のグループホーム2棟に隣接する旧みわ翠光園あけび寮で、障害者向け重度対応型グループホーム「NORTH-SIDE」、居宅介護事業所「STEP」、通所生活介護事業所「JUMP」。
NORTH-SIDEは床面積528平方メートルで、入居定員は14人。JUMPの床面積は974平方メートルで、定員は60人。在宅介護の相談受け付け、サービス調整などをするSTEPを含め、6月3日から利用を開始する。
いずれも、従業員が働きやすい環境を第一に考え、花をあしらったものなど、明るい壁紙を採用し、利用者が楽しく過ごせる空間づくりも心掛けたという。
松本理事長は「FUKUGAKUバリューアップ計画は完了しましたが、ここで立ち止まることなく、強度行動障害の方向けの入所施設を、三和で建設を検討するなど、さらに地域の福祉充実に努めていきたい」と話している。
写真(クリックで拡大)=内覧会で施設を案内する松本理事長(右)