【速報】市の点検リストに漏れた公園の老朽化ブランコ壊れ女児が骨折
2024年04月16日 のニュース
京都府福知山市内在住の10歳女児が11日、岡ノ三町の市営住宅岡ノ三団地内公園にあるブランコで遊んでいた際、座板が鎖から外れ、左手の薬指を骨折する事故が発生した。市が16日に発表。ブランコは40年前に設置されたもので、2016年度に実施した市の安全点検のリストから漏れていたことで、老朽化などの状態が分かりくい状況だった。
市は12日、同団地住民から連絡を受け、ブランコの座板が外れていることを確認し、使用禁止にし、その後15日に女児の母親から連絡があり、女児が11日に友だちと遊んでいる時に骨折していたことが判明した。
座板と鎖をつなぐボルト部分が老朽化し、事故につながったとみられる。
市内の市営団地付属の公園では、16年度に市が業者へ委託して老朽化などの状況確認を実施。その際、市は点検リストを作成したが、岡ノ三団地内にある4公園のうち、事故が発生した公園のみ点検リストから漏れていたという。
市は事故を受けて15日に市営住宅に付属する20公園で一斉点検をして、ほかに点検リスト漏れはないことを確認した。市建築住宅課は「けがをされた本人に申し訳ない思いでいっぱいです。今後、同様の事故を起こさないよう、徹底した管理体制にしていきたい」とし、近く女児と保護者に直接謝罪をする。
写真(クリックで拡大)=事故が発生し、使用禁止になっているブランコ