新町商店街のアーキテンポ 3月末で閉店
2024年03月27日 のニュース
京都府福知山市新町商店街内の厨房付きレンタルスペース「アーキテンポ」が31日を最後に閉店する。飲食店などを始めたい人が挑戦できる場、地元の人たちの新しい憩いの場などとしての役割を果たし、5年間で幕を下ろす。
新町商店街で定期市を開く一般社団法人福知山ワンダーマーケット(宮田裕美代表理事)が、新町商店街の活性化になればと、クラウドファンディング(CF)で全国から募った資金などを活用して空き店舗をリフォーム。元紳士服店のレトロな風合いを生かしながら、装いを新たに2019年4月に開店した。
これまでにラーメン、カフェバー、エスニック料理、焼き菓子店などが日替わりで看板を掲げて出店。ここで固定客を獲得し、実店舗を構えた人も多い。活用の幅は広く、複数の作家らが集まった小規模なマルシェや福知山公立大学生によるカフェなども催され、地元の自治会がランチ会で利用したこともあった。
宮田代表理事は「CFで応援してくださった方々や出店者、お客様、新町商店街の住民の方など、ご支援、ご協力をいただき本当にありがとうございました。アーキテンポの運営からは離れますが、ワンダーマーケットは今まで通り新町商店街で開催するので、これからも応援をお願いします」と話している。
写真(クリックで拡大)=31日をもって閉店するアーキテンポ