来館者200万人突破 市立図書館中央館
2024年03月17日 のニュース
京都府福知山市駅前町の市立図書館中央館(山路智子館長)の来館者が14日、200万人を達成した。節目の来館者は会社員の児島朱音さん(31)=堀=。図書館職員たちに祝われながら、廣田康男教育長から花束と記念品を受け取り、「びっくりしましたがうれしいです。今年の運を使い切ったかも」と笑顔を見せた。
市立図書館中央館は2014年6月に、市役所隣から移転して開館。4年目で100万人を突破し、10年目で200万人となった。さらに今年は、福知山に図書館が出来てから100周年を迎える。
児島さんは午後0時20分ごろ、中央館近くの職場から昼休みに訪れた。昨秋に福知山へ転勤してきたばかりで、いつも昼休みと仕事終わりに、「ほっとしよう」と来ているという。「館内がすごく明るくて、温かみがあります。入り口に置かれた折り紙作品の展示、表紙が見えるような絵本の陳列が素敵で、通いだしてから絵本を手に取るようになりました。これからもっと来たいです」と話していた。
中央館の来館者のピークは、2015年の25万8315人で、コロナ禍の近年を除けば、毎年25万人近くが訪れている。現在はコロナ禍以前の利用に戻りつつあるほか、オンラインで活用できる「ふくちやま電子図書館」の利用が増えており、オンラインと実際の貸し出し冊数を合わせると、ピーク時を超えているという。
山路館長は「たくさんの方の利用をうれしく思っています。さらに、利用しやすく、居心地の良い図書館にしていきたい」と話している。
写真(クリックで拡大)=花束を受け取る児島さん(右)