新文化ホールの計画めぐり、市が講演会とシンポジウムを計画

2024年02月29日 のニュース

 福知山市新文化ホール事業運営計画検討委員会(委員長・前田竹司市文化協会長)による第2回会合が27日、京都府福知山市中ノの市厚生会館で開かれた。市は、新文化ホール事業運営計画の策定に向け、講演と、市民が意見を交わすシンポジウム(ワークショップ)の開催を示し、委員の同意を得た。4月から全4回ほど開く計画を立てている。

 市は老朽化した厚生会館を建て替えて新文化ホールにする計画だが、規模や場所を巡って市民から様々な意見が出ている。

 検討委は、市が策定した新文化ホール基本構想・基本計画を踏まえ、具体的な事業計画や運営体制などを検討するため、昨年12月に設置された。委員は外部有識者や市内の文化関係者ら計9人で構成。管理運営の方向性などについて意見を出し合っている。

 シンポジウムは、市民に新文化ホールの事業や戦略、市が進める文化施策などに対して理解を深めてもらうことを目的に開く。シンポジウムでの市民からの意見は、事業運営計画に反映させていく。

 4回シリーズで、第1回~3回はいずれも、基調講演と、聴講した市民が意見を交わすワークショップの2部構成で行う。講師には、先進的な運営をする全国の文化ホールの職員、地域と深く結びついた文化ホールの芸術監督らを考えている。第4回は体験型ワークショップを予定している。

 講演の聴講は自由参加形式、2部のワークショップは、無作為で抽出した市民3千人に案内を送付し、参加を希望する約50人を選ぶ。

 市では、今後検討委の委員からの意見を参考に、シンポジウムの具体的な内容を決める。

 

写真(クリックで拡大)
・厚生会館
・厚生会館で開かれた市新文化ホール事業運営計画検討委の第2回会合

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