関西リーグ1部に1年で昇格 共栄高サッカー部

2023年12月11日 のニュース

 京都府福知山市東羽合の京都共栄学園高校サッカー部(北淳史主将)が、「U18高円宮杯JFAサッカープリンスリーグ関西2部」で2位になり、1部への昇格を決めた。1位の神戸弘陵との勝ち点差は、わずか1。最終節で逆転されて優勝は逃したが、北主将(3年)は「僕たちの代はこれで終わりですが、後輩にはこの悔しさをばねに、1部でも上位を狙ってほしい」と期待する。

 共栄は、京都リーグ1部から昇格し、今季からプリンス関西2部に初参入。神戸弘陵や大阪桐蔭、金光大阪など、強豪9チームとのリーグ戦に挑み、4月2日~7月9日の前期(1節~9節)では、6勝3敗で3位という好位置につけていた。

 8月26日~12月2日の後期(10節~18節)は、後期初戦の大阪桐蔭戦に2-1で勝利し、幸先良くスタート。15節まで怒涛の6連勝を記録し、首位に立った。

 16節は、金光大阪に0-1で敗れたが、1位をキープ。このあと、試合が流れていた12節の大阪学院戦を1-0で勝利し、この時点で昇格ラインの2位以上が確定した。

 勝利すれば自力優勝が決定する大一番の17節で対戦したのは、2位の神戸弘陵。前半29分に先制を許す展開となったが、前半終了間際にDF・鈴木達哉選手(3年)がゴールを決めて同点にした。しかし、後半40分に失点。このまま終了かと思われたが、またも鈴木選手がロスタイムに得点し、何とか2-2のドローに持ち込んだ。

 勝てば優勝が決まる最終節は、主力FW2人を欠くなか、大阪産業大附属と対戦。前半33分にFW・黒田智耶選手(3年、福知山ジュニアユース出身)が得点したが、後半15分に失点して1-1でホイッスル。

 この結果、同日に試合をした神戸弘陵が、引き分けか敗戦すれば優勝を決めることができたが、3-2で桃山学院に勝利したため、最終的に2位という結果に終わった。

 2位までは1部に昇格できるため、来季は京都サンガFCやガンバ大阪ユースなど、Jリーグの下部組織も含めた9チームと戦う。

 北主将は「1部への昇格はうれしいですが、優勝をめざしていたので、悔しい気持ちが強いです。今後は3月までの練習を大切に、チームをレベルアップさせ、1部で2位以内に入り、(全国トップレベルの)プレミアリーグに昇格できれば」と、後輩に夢を託している。

 

写真(クリックで拡大)上から
 ・大阪学院戦に臨む共栄11
 ・プリンス関西1部昇格を決めた共栄高サッカー部

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。