「なでしこ“つぼみ”プロジェクト」女子中学サッカークラブチーム設立を記念しイベント サッカー元なでしこも参加
2025年04月10日 のニュース
中学生女子のU15サッカークラブチーム「Frau(フラウ)」の設立を記念したオープニングイベントが5日、京都府福知山市勅使のエスラボで開かれた。所属を決めた1~3年生8人のほか、元なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の2人も参加して花を添え、一緒に練習や試合をして、にぎやかに活動をスタートさせた。
フラウを立ち上げた一般社団法人福知山ユナイテッドが、市と共催。JFAとMS&ADホールディングスが、U15女子サッカークラブチーム設立、運営を支援する「なでしこ つぼみ プロジェクト」の対象に全国第一号として選ばれ、華々しいオープニングイベントが実現した。
初めに式があり、あいさつに立った大橋一夫市長は「これから楽しみながら、競技力を高めていってほしい」とエール。福知山サッカー協会の片山哲朗会長も「福知山から、なでしこ選手が誕生することを願っています」と語りかけ、今後のチームの活躍に期待していた。
このあと、2011年のサッカー女子ワールドカップ優勝メンバーの海堀あゆみさん(GK)、阪口夢穂さん(MF)とフラウの8人が、合同トレーニング。2人1組になって、ボール2つずつを使った変則的なパス練習などをした。
またこの日は、市内在住の小学4年~6年の女子児童21人も招待。フラウと海堀さん、阪口さんを含めて4チームをつくり、試合もした。元なでしこ選手のプレーに憧れの視線を送りつつも、勝利をめざして真剣に取り組んでいた。
参加した子どもたちに対し、海堀さんは「サッカー以外のことも含め、積極的にいろいろなことにチャレンジしてほしい」、阪口さんは「またみんなと一緒にサッカーができれば」と笑顔で伝えていた。
写真(クリックで拡大)=海堀選手、阪口選手と一緒に練習するフラウのメンバー