京都府北・中部6消防本部が救急の合同訓練

2023年11月30日 のニュース

 京都府北・中部の6消防本部の救急隊員合同訓練が28日、福知山市東羽合の市消防防災センターであった。異なる消防本部の救急隊同士で代わるがわるペアチームを組み、突然の心肺停止症例、負傷者多数の交通事故など五つの想定で実践。内容は訓練開始まで伏せ、救急現場さながらの緊張感で臨んだ。

 福知山市消防本部(澤田晴彦消防長)が隔年で実施している特別警防訓練で、今回は市外の消防本部にも呼びかけて救急訓練をした。

 3人編成の救急隊が福知山から5隊、舞鶴市、綾部市、京丹後市、宮津与謝消防組合、京都中部広域消防組合(亀岡市など)の各消防本部からは各1隊参加。2隊1組を組み替えながら、心肺停止、けが、病気、集団災害(交通事故)、出産に起因する救急出動の想定で訓練をした。

 各チームは指揮者を先頭に、通行人や家族への聞き取り、分担して傷病者の状態確認や救助活動などにあたった。普段は一緒に出動しない隊員同士もうまく情報共有を図って動いた。

 福知山消防署警防課の稲垣鎮救急担当課長は「想定は複雑な設定のものもあったが、救急の基本をしっかりと押さえていることで、意思疎通と連携がなされ、本当にきょうが初めてのペアとは思えないほどの練度を見せたチームもあった。基本が大切だということを全員で再認識できた」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=心肺停止患者の救命処置で力を合わせる福知山・京都中部チーム

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