福知山マラソン 最後の上り坂、小学生が伴走応援

2023年11月24日 のニュース

 第31回福知山マラソンが23日、京都府福知山市の42・195キロ日本陸連公認コースで開かれた。三段池公園のゴール前500メートル付近からは、市内のスポーツ少年団の子どもたちが「応援キッズ」として登場。力を振り絞ってゴールをめざすランナーたちとゴール直前の上り坂を並走し、サポートした。

 参加したのは、J・福知山ラグビースクールとスパークルミニバスケットボールクラブの児童19人。苦しそうな表情のランナーに駆け寄り、「ラストです」「頑張りましょう」などと声をかけて後押しし、最後まで走り切った。

 三宅克実さん(67)=兵庫県川西市=は「いろんなフルマラソンに30回以上出ていますが、応援キッズは初めて見ました。福知山の“売り”としていいと思う。最後の上り坂なので、歩いてしまうところですが、子どもたちに一緒に走ってもらって、元気が出ました」と話していた。

 J・福知山ラグビースクールの大島脩次郎君、井上紘君、河波圭君、島村活光君=いずれも小学5年生=は「完走してほしいと願って頑張りました。ランナーの方が最後に握手をしてくれてうれしかった」と笑顔を見せていた。

■給水や誘導係などで市民ボランティア1250人■

 今回も地元の団体や高校生、一般の人ら約1250人の市民ボランティアが朝早くから参加。参加賞の配布や走り終えたランナーの誘導、交通整理、給水などを手分けして行い、大会運営を支えた。

 初めて市民ボランティアに参加したという京都共栄学園高校1年の高橋穂さんと植原季香さんは「フルマラソンは長い距離を走るのに、挑戦しようとするランナーの方はすごい。最後まで頑張ってほしいです」とエールを送っていた。

写真(クリックで拡大)=ランナーと並走する応援キッズ

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。