ランナーの命をつなぐ態勢を整える 福知山マラソンに向け、ボランティアが救命講習
2023年11月11日 のニュース
福知山マラソン実行委員会は11日、京都府福知山市東羽合の市消防防災センターで、大会ボランティア対象の「市民救命士養成講座」を開いた。5人が受講し、正しい胸骨圧迫の方法などを教わり、いざという場面に備えた。
福知山消防署と協力し、23日の大会前に開いている。早期に処置することが必要な救命の初期対応を学び、救急隊が到着するまでの間、ランナーの命をつなぐ態勢を整える目的で実施している。
2014年の大会では、60代男性ランナーが心肺停止の状態になり、通りがかったランナーが胸骨圧迫など適切な処置をして、命が助かった事例もある。
講座では胸骨圧迫のほか、AED(自動体外式除細動器)の使用方法なども、実技でみっちりと学んだ。
胸骨圧迫は、胸の真ん中を手の付け根で押すこと、ひじはまっすぐにすることなどを署員から教わり、人形を使って実践。「体ごと押すイメージで」とアドバイスを受けながら、真剣な表情で取り組んでいた。
写真(クリックで拡大)=胸骨圧迫を実践する参加者