市展賞5部門とも市外からの応募作 第59回福知山市展
2023年10月22日 のニュース
【写真】山本一郎さんの「午後の刻印」
審査員講評:無機的なコンクリートの空間に広がる影と、そこに配置された赤いカラーコーンと人物が、見事な調和を見せています。作者の優れた構成力に感銘を受けました
【書】西村美香さんの「西句橋」
審査員講評:作品全体が変化に富んだ楽しい作です。その変化は自然で、格調高くまとまりました。しばらく見ていても全く飽きがこない秀作です
【絵画】坂東信行さんの「原始への憧憬(瞑想)」
審査員講評:何か一つの教訓を思い起こさせ、心引き締まります。丁寧で細やかな表現で、画面全体に神経を配られ、造形性にも主眼の置かれた絵です。それ故に絵画作品として表現の強さがあり、存在感ある秀作となっています
【彫刻】西山良文さんの「秋桜日和」
審査員講評:全身緊張感のある美しい女性像である。顔、胴、脚、台と美しいプロポーションが印象的である。着色も黒であるが、渋くよく抑えられ美しい
【工芸】永井恵子さんの「裂織『千年椿』」
審査員講評:樹齢1200年といわれる千年椿を裂織のつづれ織と立体的な横糸使いで生命力を感じる作品となっており、作者のモチーフに対する畏敬の念が感じられます