期待膨れるフクレル開館 お城の公園に新鉄道館
2023年08月26日 のニュース
鉄道のまち福知山の歴史を伝える京都府福知山市直営施設「福知山鉄道館フクレル」が26日、岡ノの福知山城公園内に開館した。開館前に記念式典が開かれ、大橋一夫市長、旧国鉄OBらでつくる「福知山SL保存会」の松山美昭会長らがテープカットをして祝った。
福知山は旧国鉄鉄道管理局があり、多数の蒸気機関車(SL)が配備されるなど、北近畿の交通の要衝として発展してきた。館内では実際に使われていたSLの動輪、鉄道職員が身に着けた貴重な資料などを並べている。
式典は午前10時からあり、大橋市長は「鉄道とともに歩んできた福知山のこれまでを知り、今を感じるとともに、これからに期待が“膨れる”場所となっています。幅広い年代から長く愛される施設とし、魅力ある運営をしていきます」とあいさつ。
新鉄道館の建設にと2億円を寄付した浅田章介さん=兵庫県淡路市=も訪れ「福知山の旧国鉄職員の方々の強い熱意、大勢の方々の熱い思いがフクレルの誕生につながりました。みなさんのご協力、ご尽力に感謝します」とコメントした。
この後テープカットがあり、来賓者らが館内を見学した。午後1時から開館し、一般の入館を随時受け付けている。
入館料は大人500円、小中学生250円。今後の開館時間は午前9時から午後5時まで。毎週火曜日と12月28日~31日、1月4日~6日は休む。
写真(クリックで拡大)=テープカットで開館を祝った(26日午前10時30分ごろ)