熱中症の搬送が急増 消防などが注意喚起

2023年07月28日 のニュース

 体温を超えるような暑い日が続く中、京都府福知山市内で熱中症による救急搬送が急増している。特に梅雨明けした20日からの1週間は19件と多く、一日に7人が運ばれた日もあった。災害級の猛暑に福知山市は注意を広く呼びかけている。

 今年度の熱中症による搬送件数は27日までで41件。うち7月が30件で、その中でも梅雨明け後に集中している。今後も暑い日が続く見込みのため、市の各課・機関は、共同で注意喚起をした。

 福知山消防署警防課によると、熱中症患者は高齢者に多いが、若い人にも及んでいて、屋外作業や運動中のほか、散歩の途中や屋内での発症も増えている。

 屋内勤務の人が昼休みに短時間の外出をして戻ってきた時に発症したケースもあり、同課の稲垣鎮救急担当課長は「今年の暑さは異常。思わぬところで熱中症になることもあるので気を付けてほしい。暑くなりすぎている時は外での活動をやめることも検討してほしい」と話す。

 「体に触れると熱い」「皮膚が乾いている」「意識状態が悪い」といった症状は非常に危険で、迷わず救急車を呼ぶ。救急車を呼ぶか迷った時は24時間相談無料の救急安心センター「♯7119」に電話する。

 予防対策では、部屋の温度は28度を超えないようにチェック▽外出時は体を締め付けない涼しい服装で日焼け対策もする▽自分の体力を過信せず、暑い中での作業は控える▽のどがかわいていなくてもこまめに水分補給する▽無理をせずに、適度に休憩をとる-ことなどが有効とされる。

 

写真上(クリックで拡大)=国道9号沿いの温度表示板は42度に(27日午後3時ごろ、長田野町で)
写真下(クリックで拡大)=水分補給をしっかりと

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。