猛暑と多雨受け、大きく甘い実に 山崎の桃、収穫始まる
2023年07月19日 のニュース

京都府福知山市の桃の産地として知られる山崎地区の桃園で収穫が始まっている。今年は天候に恵まれ、農家はたわわに実った桃の収穫作業に追われている。
桃園の広さは約1・5ヘクタール。田辺良さん(51)=大門=と奥田俊輔さん(49)=半田=の2軒の農家が管理。計約250本の木を栽培している。
今年は梅雨入りが早く、日照時間が短くなるのではと心配されたが、猛暑と多雨を受けて生育状況は良く、大きくて甘い実ができている。
現在「白鳳」という品種の収穫を進めていて、8月初旬からは白桃系の「なつおとめ」「川中島白桃」「清水白桃」などが出番を迎え、収穫は盆ごろまで続くという。
2軒の農家とも直売所を設ける。田辺さんはさつきケ丘の府道沿い、奥田さんは東羽合のふくちマルシェ内。ともに19日から盆ごろまで販売。時間は田辺さんが午前9時から売り切れ次第終了。奥田さんは午前10時から正午ごろまで。
田辺さんは「照りと雨を受け、豊作のようです。早生の品種がアライグマに食べられないように、早くから電気柵をしたので、被害はほとんどありませんでした。糖度は14~16度で、粒も大きいです」と話している。
写真(クリックで拡大)=甘い実が次々と収穫されている(18日午前9時ごろ、大門で)