福知山マラソン、定員1万人を5千人に縮小
2023年06月08日 のニュース
京都府福知山市で11月23日に開催の第31回福知山マラソン大会は、実行委員会(委員長・渡邊尚生副市長)が7日に立ち上がった。駅前町の市民交流プラザで会合を開き、今年は参加人数を従来の1万人規模から5千人規模に見直すことなどを決めた。
競技はフルマラソン(42・195キロ)、ファンラン(2キロ、3キロ)の2つ。
フルマラソンの完走までの制限時間を6時間から5時間30分に短縮して競技性を高め、参加人数は個人4500人、市民枠500人。新たに「ペア」枠を設け500組(1千人)を募る。
ファンランの参加人数は個人500人、ペア100組(200人)。
参加人数は第1回大会と同じ5千人規模となり、制限時間も初回の5時間を意識した。実行委事務局の市文化・スポーツ振興課は「全国的にマラソン大会が増える中、特色ある内容にしてランナーから選ばれる大会にしたい」としている。
参加料はフルマラソンをこれまでの1万円から1万2千円に引き上げ、ランナーへのサービス充実を図る。市民枠の出場者は、市の電子決済アプリ「ふくぽ」で2千円を還元し、実質1万円とする。ペアは2万円。ファンランは個人2千円、ペア3千円。
■申し込みは7月1日から■
参加賞や完走Tシャツなどが付く通常エントリーは7月1日から9月30日まで。出走権のみの直前エントリーは11月1日から17日まで。
ゲストランナーは前回大会に続き、2008年の北京五輪5千メートルに出場した小林祐梨子さん、マラソンランナーとして活躍し、2016年の福知山マラソン優勝者の川内鴻輝さんを迎える予定。また、福知山生まれで08年の北京五輪女子マラソン日本代表の中村友梨香さんによるランニング教室の開催も計画している。
会合では渡邊委員長があいさつに立ち、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催になり、エントリー3553人、出場2961人と過去最少だった第30回大会を振り返りつつ「一つの節目を迎え、今回から再始動と位置づけ、初心に帰ってランナーのおもてなしなどに取り組んでいきたい。ご協力をお願いします」と、市内のスポーツ団体や自衛隊、消防、警察などの関係者で構成する委員へ呼びかけた。
写真上(クリックで拡大)=昨年の福知山マラソン
写真下(クリックで拡大)=初心に帰った大会にすることを告げる渡邊委員長