さとう13期連続増収 83店舗で1019億円

2023年06月10日 のニュース

 4府県で「バザールタウン」「フレッシュバザール」などを展開する総合小売業さとう(本部・京都府福知山市東野町、佐藤総二郎社長)は、2022年度(23年2月期)のグループ連結決算を発表した。営業収入を含む売上高は前年度比1・2%増の1019億1600万円で過去最高を更新。13期連続の増収となったが経常利益は14・4%減の27億3300万円で、増収減益決算となった。

 同社は創業357年目の老舗企業。22年度決算は、京都府、兵庫県、大阪府、福井県で展開する食品スーパー、ショッピングセンター、ホームセンター、レストランなどの計83店舗を対象にまとめた。

 22年度は、新規出店と新築移転が計4店舗あり、東堀のバザールタウン福知山を含む既存6店舗の改装で多様化する消費者ニーズへの対応力を高めて業績を上げた。新型コロナウイルスの影響を受けた社会経済活動が正常化へと進む一方で、国内外情勢によるエネルギー資源の価格上昇に伴って水道光熱費が高騰したことなどを要因に減益となった。

 今年度も、消費者の家計防衛意識と節約志向のさらなる高まりなどで事業環境は厳しい中にあるが、大阪府交野市と京丹後市でフレッシュバザールの新規出店、既存数店舗の改装などに着手して、売上高は22年度比1・6%増の1035億円、経常利益も0・6%増の27億5千万円の増収増益を見込む。

 

写真(クリックで拡大)=福知山駅近くの「フレッシュバザール福知山お城通り店」

このエントリーをはてなブックマークに追加
京都北都信用金庫
大嶋カーサービス

 

「きょうで満一歳」お申し込み

24時間アクセスランキング

著作権について

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。