「丹波大文字」4年ぶりの全面点火へ火床を修復
2023年05月23日 のニュース
京都府福知山市新庄、奥野部両自治会の有志でつくる丹波大文字保存会(芦田直志会長)は、8月の「丹波大文字送り火」に向け、姫髪山の山頂付近にある大文字火床の修復などに取り組んでいる。21日には福知山ロータリークラブ(正木義昭会長)が協力し、総勢20人が作業を手伝った。
丹波大文字送り火は、京都の五山送り火にならい、1952年から続けている。2020、21年の2年間は、新型コロナウイルスの影響で中止し、昨年に3年ぶりに実施されたが、山での作業などで密を避けるため、「大」の中央一点のみに点火された。
今年は、4年ぶりに大の火文字を描く予定で、火床の修復、登山道の整備、不調だった簡易モノレールの修復などに、3月から取りかかった。
この取り組みに貢献しようと、同クラブが社会奉仕活動の一環として協力。資金援助のほか、修復作業にも力を貸そうと、会員たちが21日に集まって山頂付近まで登り、火床周辺の作業用通路の修復などに汗を流した。
写真(クリックで拡大)=総勢20人が汗を流した