九鬼水軍由来の石仏巡り 千歳山観音道を歴史散歩

2023年04月11日 のニュース

 九鬼水軍由来の石仏巡りをする春の歴史散歩「来迎院と千歳山観音道を訪ねて」が、京都府福知山市の六人部地域内で8日に開かれた。郷土史愛好家たちで作る福知山史談会(河波司会長)の取り組み。一般参加者も一緒に、道沿いに設置されている石仏のほか、シダレザクラやミツバツツジなど景色を眺めながら歩いた。

 観音道は、池田の来迎院と多保市の善光寺を発着点に、3自治会にまたがる延長3キロの山道。九鬼綾部藩の藩祖、豊臣秀吉のもとで水軍を率いた九鬼嘉隆の守り本尊に由来する観音石仏33体が道沿いにある。

 参加者45人が来迎院に集合。午前中は寺での学びの時間とし、朝倉泰寛住職が寺の由緒と観音道の由来を解説したあと、福知山昔話紙芝居同好会の吉良静子さん=長田段=が、観音道にまつわる紙芝居を上演。寺の観音堂なども参拝した。

 午後からはウォーキングで、15人が臨んだ。午前中に降っていた雨も、出発時間にはすっかりやんで、いざ出発。史談会会員で、千歳山観音道を守る会の芦田八郎副会長が案内し、守る会が石仏の由来を記した案内看板を設置したことなどを紹介した。

 善光寺に到着したあとは、国道9号沿いを歩いて来迎院へ。全員が元気に完歩した。

 

写真=観音道へいざ出発

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