府議選 立候補の2人、事務所で第一声
2023年03月31日 のニュース
2023年統一地方選前半の京都府議会議員選挙が31日、告示された。定数2の福知山市選挙区には、正午現在、現職1人、新人1人が立っている。同日午後5時までにほかの届け出がない場合、無投票当選となる。
立候補したのは、届け出順に、自民党現職の家元優氏(67)、同党新人の武田光樹氏(33)。
届け出会場の福知山市篠尾新町、府福知山総合庁舎には両陣営関係者が訪れて、午前8時30分から届け出順を決めるための2回のくじ引きが行われた。届け出を終えると、街頭演説用標旗などの選挙用交付物を受け取り、選挙戦がスタート。両候補者は選挙事務所で第一声を上げた。
■古里の発展に努める 家元候補■
家元陣営は、午前9時から上荒河の選挙事務所で出陣式をした。
最初に井土昇選対本部長が「3期目も頑張るんだと家元はやってきた。みなさんの力で押し上げてほしい」と支援を求めた。
家元候補は、京都府への文化庁移転を引き合いに、「京都市の人口一極集中や府内南北格差をなくし、府域の均衡発展への一歩を踏み出さないといけない」と力説。人口減少、少子高齢化が深刻化する古里福知山の発展に努め、「子が夢を、青壮年世代が希望を、高齢者世代が生きがいを持てる安全で安心なまちづくりが必要。これまで以上の仕事を約束します。働く場を与えていただきたい」とマイクを力強く握った。
■子育て環境日本一へ 武田候補■
武田陣営は、午前9時から土師宮町の選挙事務所で出陣式をした。
西山直樹選対本部長は「良い結果が出るようみなさんの声援に応えるべく、スタートしたい」と呼びかけた。
武田候補は、「西脇隆俊府知事が掲げる子育て環境日本一を一丁目一番地の政策に掲げ、ここ福知山で必ず実現したい」と訴え、「中小企業や小規模事業者の支援を図り、新型コロナの影響で傷んだ地域経済を復活させること」「みなさんの掲げる理想や挑戦を全力で応援すること」を約束するとし、「私は必ずみなさんの役に立つ政治家になります。全力で戦い抜きますのでよろしくお願いします」と力を込めた。
写真=事務所前で第一声をあげた家元候補(右)、武田候補