SLモチーフに 新鉄道館のロゴ
2023年03月28日 のニュース

京都府福知山市が、8月のオープンをめざして岡ノの福知山城公園内に建設を進めている新鉄道館のロゴデザインが決まった。福知山の鉄道の歴史を象徴するSLをモチーフにしたもので、外壁に表示するほか、パンフレットやオリジナルグッズなどにも使う。
ロゴデザインは市が昨年12月上旬から約1カ月間公募し、21人から24点が寄せられた。観光や子育て団体、市民公募委員らで組織する「福知山鉄道館企画会議」や展示制作に関わるデザイン業者の意見を参考に、市が「幅広い世代に分かりやすく、個性が表現され、グッズなどで扱いやすいか」といった点を審査して選考した。
採用されたのは、綾部市在住のデザイナー、大槻未優さん(30)の作品。コンセプトは「過去と未来」で、SLがレールをまっすぐに走り、これまでの鉄道の歴史とこれからの鉄道の未来を照らしていく様子を表現したという。
市ではこのロゴ案をもとに、線の太さなどを微調整。さらに、先に決まった愛称・フクレルの文字デザインを作成し、ロゴデザインとして完成させた。
大槻さんは「応募したデザインを採用していただき、とても光栄に思っています。多くのみなさんに親しんでもらえるロゴになればうれしい」とコメントを寄せている。
写真=愛称・フクレルを入れたロゴデザイン