小学校で学級・学年閉鎖増加 インフルエンザ広がる
2023年02月14日 のニュース

福知山市内の小学校でインフルエンザによる学級・学年閉鎖が増えてきた。京都府内は昨年末、約3年ぶりとなるインフルエンザ流行期に入り、市内でも広まっていて、市内を管轄する府中丹西保健所は、感染防止を呼びかけている。
福知山は第2週の調査対象1医療機関あたりの患者報告数はが注意報の指標となる10・0を上回る13・40と急増したがその後、数字の上では落ち着き、第5週(1月30日-2月5日)は7・60。同じ期間で全国は12・66、府内は27・02だった。京都市内は警報指標の30を超えて35・58となり「インフルエンザ警報」を発令した。
府内の年代別では10歳未満が67・2%、10代が20・6%、合わせて9割ほどを占めた。
市内の小学校では、1月に夜久野4年、六人部2年2組が学年・学級閉鎖。2月以降の先週から今週にかけて、庵我、大正、六人部と福知山幼稚園で学年閉鎖になるなど、学校・園での患者数が増えている。
中丹西保健所は感染予防として、人混みや繁華街への外出を控える▽帰宅後の手洗い、うがい▽適度な湿度を保つ▽十分な休養とバランスのとれた栄養摂取といった基本的な対策を挙げ、「かかった場合はせきエチケットなど感染拡大防止に努めましょう」と呼びかけている。
写真=手洗いする児童たち(14日午前10時40分ごろ、惇明小で)