幸せ実感する市民65%を70%に 福知山市地域福祉計画

2023年01月29日 のニュース

 市民の7割が幸せを実感できるまちをめざします-来年度から5年間の、京都府福知山市の地域福祉のまちづくりの指針とする「第4次福知山市地域福祉計画」の内容を審議する策定委員会(委員長・長谷川豊京都府立大学福祉社会学科准教授)の第3回会合が、25日に市内であり、市が示した最終案を了承した。市は市議会3月定例会に議案提出する方針。

 高齢者、障害者、子育て、健康増進、医療・介護・福祉、自殺対策など多岐にわたる地域福祉分野を包括して、官民の協力で住みよい地域づくりをめざすために、市が計画を作る。

 策定委員会は、市内の福祉団体の代表者、学識経験者、公募市民ら19人で構成し、昨年8月から検討をしてきた。

 委員の意見や今年度実施の市民アンケートを反映させて作った最終案では、市役所内外の連携強化を掲げる。また成果指標では、市民アンケートの結果を基に現状と5年後の数値目標を記す。

 具体的には「地域の問題に積極的にかかわりたい・お手伝いしたい人の割合」は7・4ポイント増の55・8%、「ボランティア活動経験者の割合」は6・8ポイント増の42・3%を掲げる。

 「抱えている心配事や困りごとの相談先がない、または、誰にも相談しない人の割合」は16・1%へ半減させ、委員から意見があり付け加えた「自殺死亡率(人口10万人あたりの人数で算出)」も、半減させる目標数値を設定している。

 計画の取り組みを進めていくことで「今の暮らしの中で『非常に幸せである』か『ある程度幸せである』と感じている人の割合」を5・2ポイント増やして70%達成をめざす。

 会合は雪のため、オンラインを併用して実施。計画書に使うイラストに性差がないように配慮することなどの指摘が委員からあり、市は修正して取りまとめる。

 

写真=市の最終案に目を通す委員

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