「うまいもん甲子園」連覇めざす淑徳 今年は中六の青大豆使う

2022年09月02日 のニュース

 高校生最大の料理コンテスト「ご当地絶品うまいもん甲子園」で、2年連続4回目の優勝をめざす京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校が、の決勝大会出場を決めた。地元農家が生産する「青大豆さやひかり」を使ったシューマイで挑み、書類審査と近畿エリアの選抜大会を突破。11月下旬に東京都で開催予定の本戦に進む。

 全国食の甲子園協会が主催する「うまいもん甲子園」は、高校生3人以下でチームをつくり、ご当地食材を生かした地元の看板メニューを開発する。北海道・東北、関東甲信越、九州など7エリアでの選抜大会には、書類選考を通過した各5チームが進出した。

 近畿エリアの選抜大会に臨んだ淑徳高のチームは、調理系列2年の瀧愛結さん、大槻心愛さん、荻野遥花さんの3人で結成。中六人部地区で作られている青大豆を主食材とした「豆腐と湯葉とお茶焼売」で勝負した。

 3人がメニュー考案に頭を悩ませているとき、中六人部の農家から「地元の青大豆を広める手助けをしてほしい」と、学校に依頼があり、おいしくて栄養価が高い地元の青大豆を全国に広め、生産拡大の力になれれば-との思いで、主食材に選んだ。

 3種類のシューマイには、味はあっさりしていてホクホクとした食感が魅力の青大豆で作った湯葉、おから、豆腐ミートを使用。名産の報恩寺たけのこ、全国品評会で常に日本一に選ばれている両丹茶、ブランド豚の京丹波高原豚など、地元や近隣地域の食材も使い、それぞれの良さを引き出せるよう仕上げた。

 このうちの一つは、茶のカテキン作用で軟らかく仕上げた焼き豚などを、抹茶を練り込んだ皮で包んだ「お茶焼売」。皮の水分量、厚さを調節して試行錯誤し、上から見ると茶葉に見えるよう、形も工夫した。

 近畿選抜大会は、8月22日に大阪市で行われ、調理とプレゼンテーションで競った。調理は30分という制限時間ぎりぎりに、予定通り仕上げることに成功。プレゼンも、手作りしたシューマイの小道具を使って、料理の特徴を分かりやすく説明でき、決勝大会への切符を勝ち取った。

 3人は「昨年の決勝大会は、淑徳高の先輩チームが優勝していて、プレッシャーはあります。それでも、大会までに料理をさらに改善し、優勝をめざしたい」と意気込んでいる。

 

写真上=青大豆を使った「豆腐と湯葉とお茶焼売」
写真下=全国大会に出場する大槻さん、瀧さん、荻野さん(左から)

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