狂言、人形劇に音楽も「きょうと北部演劇まつり」3年ぶりに開催
2022年08月26日 のニュース
プロ、アマのステージ人・グループが次々と公演をする「きょうと北部演劇まつり」の第25回大会が、9月4日に京都府福知山市夜久野町額田、夜久野ふれあいプラザで開かれる。ホールのほかロビーにもステージを設けることで、複数の演目を効率的に上演していく。
一昨年は新型コロナウイルス禍で計画できず、昨年も直前で中止決定になっていて、3年ぶりの開催。舞台芸術関係者らによる実行委員会が主催する。夜久野地域公民館、府立文化芸術会館共催。
午後0時40分から、地元の「子ども太鼓疾風」がオープニングを飾り、続いて大蔵流狂言師の網谷正美さん、島田洋海さんが、狂言の代表的演目の一つ「仏師」を演じる。前回も出演していて、時代を越えてきた古典の力で会場を圧倒した。見る人を引きつけ、小さな子どもたちも舞台に食いつき、大喜びの舞台となった。
このほか、福知山演劇サークル「わっぱ」が、地元の民話を掘り起こしてスライド影絵にした「お薬師さん」、福知山淑徳高校人形劇講座の生徒たちが「さんまいのおふだ」を披露。演劇まつり常連で人形劇の「みかんの木文庫」も出演。綾部市の「ひよこ合唱団」と福知山市の「ふくちやま児童合唱団」がサウンド出演する。
音楽と大道芸のコラボとして、クラリネット奏者の吉田佐和子さん、ジャグリングの酒田しんごさんの共演(ピアノ・奥村歩さん)もある。
入場料は大人1千円、小学生以下(4歳以上)500円(当日各200円増)。
写真=にぎわう前回、3年前の演劇まつり