京のブランド産品、大粒の枝豆「京夏ずきん」収穫本格化

2022年08月04日 のニュース

 京のブランド産品に認定されている枝豆「京 夏ずきん」の収穫が、京都府福知山市内の生産農家で本格化している。粒が大きく甘みのあるもちもちとした食感が人気の品種。朝から暑い日が続いていて、生産農家の人たちは汗だくになって摘み取っている。

 夏ずきんは、丹波黒大豆から生まれた枝豆で、ビールの消費が多い夏場に出荷できるよう、京都府が秋に収穫する紫ずきんの早生として育成した限定品種。福知山、綾部、舞鶴、京丹後など6市1町の18・8ヘクタールで栽培されている。

 福知山市内の生産農家は4軒。このうち夜久野町宮垣の農業、井上義和さん(80)は山間の約6アールで栽培。「今年は日照りと適度な雨が降り、近年にない上々の育ち具合」という。

 収穫は7月28日から8月2日までに前半を終え、盆前後に後半の作業に入る。出荷前には秀、優、良と3ランクに分けて豆が詰まったさやを選別して袋詰め。「実の太さが1センチ以上のものがおいしいといわれますが、今年は該当するものが多い」と話していた。

 府流通・ブランド戦略課によると、今年は大雨の被害を受けた一部の地域を除き、順調に生育しているという。出荷は8月下旬までの予定で、京都、大阪、東京などの市場に、全体で約54トンの出荷を見込む。

 
 

写真=盆前後の収穫を控え、ゲージで実の太さを確認(井上さん方)

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