防災会議の委員に初めて女性 市が5人を委嘱
2022年07月02日 のニュース

京都府福知山市の市防災会議(委員長・大橋一夫市長)が6月30日、市役所で開かれた。防災に女性の視点を取り入れるため、今回から女性5人を委員に委嘱している。国や府、関係団体とともに市の防災態勢を確認し、互いに情報を交換し合った。
市の防災対策の根幹となる「地域防災計画」の内容などを審議する集まりで、これまで委員は男性だけだったが、初めて女性が加わり、計19人の構成になった。
今回は国や府の防災施策に合わせた計画の修正があり、小中学校で地域課題に応じた避難訓練や実践的な防災訓練をしていくこと▽避難情報の適切な発令に向け、土壌雨量指数などを自動収集、判定するシステムを導入すること▽感染症対策を踏まえた避難所運営訓練をしていくことなどを確認した。
このあと、各団体の取り組みについて情報を交換。民生児童委員連盟理事の平石佳子さんは「災害時緊急伝達訓練に取り組み、組織内での連絡態勢の構築などに取り組んでいます。互いに連携することが大切だと感じています」と伝えた。
市防火協会副会長の池澤節子さんは「炊き出し訓練など、災害時の迅速な初期対応に向けた訓練をしています。災害時は互いの助け合いが欠かせません」と意見を述べた。
写真=発言をする女性委員