近畿地方が梅雨入り 丹波あじさい寺では色とりどりの花
2022年06月14日 のニュース

大阪管区気象台は14日、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より8日、昨年と比べても2日遅い。これから雨の季節が本格化する。京都地方気象台によると、京都府の向こう一週間の天気予報は、16、17両日は晴れ間が見られるが、その他の日は曇りや雨でくずつく見通し。
「丹波あじさい寺」として知られる福知山市観音寺、高野山真言宗・観音寺(小籔実英住職)で、アジサイが色付き始めた。赤、青、ピンク色など、色とりどりの花が梅雨空に映える。
1960年ごろ、本尊の十一面千手千眼観世音菩薩ご開帳時に、菩薩に美しい花を見てもらおうと植栽。年々数を増やし、今では約100種、1万株になった。
現在6分咲きで、水色のヒメアジサイやエゾアジサイ、赤色のクレナイヤマアジサイ、ピンク色のシチダンカなどが見ごろを迎えている。
アジサイの中でも代表的な西洋アジサイのハンブルグやブルースカイなどは今週末から7月上旬にかけて色濃くなる。
小籔住職(70)は「アジサイは人の心に癒やしを与えるので、ぜひ多くの人たちに参拝してほしい」と呼びかけている。
写真=雨の中しっとりと咲くアジサイ(14日午前10時25分ごろ)