出水期を前に排水ポンプ車の運転訓練 市が土師で
2022年05月25日 のニュース

梅雨の長雨や台風が多くなる出水期を前に、京都府福知山市は土師地区の段畑雨水ポンプ場でこのほど、雨水ポンプと排水ポンプ車の運転訓練をした。下水道課の職員や点検管理を受託する業者の計12人が、それぞれの操作手順を確認して備えた。
2014年8月豪雨で、土師地区が内水による浸水被害を受けたことから、段畑雨水ポンプ場を由良川と土師川の合流地点に新設。20年に完成し、14年8月豪雨規模の雨が降っても床上浸水をおおむね解消する能力がある。
運転訓練は点検も兼ねていて、併設する調整池や排水路の水を利用して実施。市所有の排水ポンプ車に搭載する水中モータ駆動ポンプや、1分間で計432トンの水を吐き出す雨水ポンプ3台を実際に稼働させ、水が流れるかなどを確かめた。
市下水道課は「これから出水期を迎えますが、有事の際にはしっかりと対応できるよう備えていきたい」と話していた。
写真=排水ポンプ車の水中モータ駆動ポンプを稼働させた