泥まみれは勲章 発祥の地・福知山で3年ぶり「たんぼラグビー」

2022年05月23日 のニュース

 泥まみれは勲章です-。「第8回たんぼラグビーin京都・福知山」が22日、京都府福知山市戸田にある田植え前の水田で開かれた。地元や京阪神を中心に東京からも集まって34チームの老若男女約300人が出場。小さな子どもから80代の男性までが一緒になって、泥しぶきと笑顔を弾かせた。市ラグビーフットボール協会と実行委員会主催。両丹日日新聞社など後援。

 2013年、14年と2年連続で水害に見舞われた福知山を元気づけたいと、15年に第1回を開催した。以降も続けていて「たんぼラグビー発祥の地」として知られるようになり、常連の参加が増えて盛り上がってきた。しかし、新型コロナウイルス禍で昨年と一昨年は開催を見送るしかなかった。

 3年ぶりとなったこの日の福知山は、最高気温28・6度(午後3時)で6月下旬並みの暑さとなり、絶好のたんぼラグビー日和。水を張った田んぼに入ると、ほどよく冷たくてぬるっとした感触が心地良く、子どもたちははしゃいで試合前から泥だらけ。大人も試合を終えると全身泥まみれになっていた。

 経験者向け部門に8チーム、初心者向け部門に26チームがエントリーして熱戦を繰り広げた。豪快なトライが飛び出すと会場いっぱいの拍手が起こった。

 平均年齢70歳の高齢者チームで出場して、孫世代の子どもたちとも対戦した木田篤志さん(71)=京都市=は「毎回参加しているけれど、きょうも楽しい。子どもたちと一緒にできるのもいいですね。開催してくれて感謝しています」と白い歯を見せた。

 観戦者や写真愛好家も多く訪れて、普段は静かな田園地域が活気に包まれた。

 
写真上=年齢性別を問わず、みんなで泥んこになった
写真下=水田へ豪快にトライ!

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