住民が折った千羽鶴 修学旅行で広島訪ねる桃映中3年生に託す

2022年05月01日 のニュース

 京都府福知山市堀口の人権ふれあいセンター堀会館(藤田寿啓館長)は、会館を利用する地域の人たちが折った千羽鶴2千羽を北小谷ケ丘の桃映中学校に託した。3年生が5月10日から2泊3日の修学旅行で広島県を訪れ、全生徒で折った2千羽と合わせた計4千羽を平和記念公園に供える。

 同校は、昨年から広島に千羽鶴を届けている。そのときは3年生だけで折ったが、今年は全生徒で鶴を折る「折鶴プロジェクト」に取り組み、4月の2週間ほどで作り終えた。

 堀会館では、以前から利用者らが折り鶴を作っており、昨年、同校が広島へ千羽鶴を届けることを知った藤田館長(54)が、一緒に持っていってほしいと依頼した。

 堀会館での贈呈式で、生徒会長の河本優菜さんが、平和への願いが込められた千羽鶴を届けることを伝えた。河本さんと生徒会副会長の嫁田凛さんは「平和のために自分にできることは何か、見つめ直す機会にしたい」と話していた。

 藤田館長は「現地でしか得られない経験を通じ、平和について考えてほしい」と伝えた。

 

写真=千羽鶴を受け取った河本さん(左)と嫁田さん。中央は藤田館長

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