教職員の業務負担軽減に「給食費」を公会計化 透明・公平性も確保
2022年04月22日 のニュース
京都府福知山市は、市立小中学校の給食費を来年度から公会計化することにした。教職員の業務負担を軽減させるためで、管理業務システム導入の委託先募集を始めた。受付は6月2日まで。
学校給食は問屋町の市学校給食センターで調理し、14小学校と9中学校から受けたその日の必要数を各学校へ配送している。
給食費は月単位で、各学校が児童生徒一人ずつの喫食(希望)数などから徴収額を計算し、保護者に費用の通知をして金融機関から引き落として徴収。最終的に市学校給食会に納めている。
こうした給食費の管理方法は学校の業務を増やし、教職員の負担になっていた。このため、給食費の徴収管理事務を学校給食センターで一括して行うことで、学校や教職員の負担を軽減し、教員としての業務に専念できる環境を整えることにした。
管理システムの導入以降も、学校から給食センターへの必要数の連絡は必要だが、各学校の喫食状況の集約、出納・徴収状況の管理業務が円滑にでき、公会計化することで会計の透明性、給食費の公平な徴収が確保できるという。
システムの導入者は、技術提案書や企画提案書などにより契約締結交渉者を選定する公募型プロポーザル方式で募集。審査の結果、最も優れた応募者を優先交渉権者として契約を協議し、合意に至った場合に契約する。
写真上=楽しく給食を食べる小学生たち(資料写真)
写真下=来年度から給食費を一括管理する市学校給食センター