全日空と連携して観光客呼べる“食”を開拓 市内事業者に講座

2022年04月22日 のニュース

 京都府福知山市が「観光客を呼べる飲食商品」の開拓に乗り出した。地域活性化に関する協定を結ぶANA(全日本空輸)グループと連携して、まちを代表する「食」作りに挑む事業者を応援する。

 今年度の市の新規事業「ふくちやまの『食を通じた観光促進事業』」の取り組み。地元食材を使う商品を新規開発や既存商品の改良に向けた講座を準備して、市内産業の地力向上、販路拡大、観光誘客の促進をめざす。

 講師は、味だけでなく、器や盛り付けも美しい料理で全国的な注目を集める料理研究家・冷水希三子さんをはじめ、品質、デザインの各専門家が担当する。

 講座は、5月17日~6月28日に計7回予定。素材選び、品質管理、商品デザイン、値付け、PR方法などを、全体会(オンライン開催の場合あり)で学ぶ。個別研修もある。

 

■9~11月に羽田空港内で販売■

 

 8月末までに各自の商品を完成させ、9月~11月には羽田空港内で搭乗者と一般来場者が利用できる食のセレクトショップ「ANA FESTA」に福知山コーナーを設けて販売し、手応えを探る。9月からは自店販売もできるようにする。

 来年1月に振り返りの総括をして全課程を終える。

 応募できるのは、市内に事業所があり、市内産原材料を利用した食に関する商品を新規開発、または販売中の商品を改良したい事業者。パソコン、インターネットが使えることも条件になる。

 募集事業者数は、「スイーツのまちふくちやま」の商品で5事業者程度、「肉のまちふくちやま」の商品で2事業者程度、その他の食・飲料商品で3事業者程度を予定している。

 受講は無料だが、商品作りに必要な費用、商談や販売のための交通費、手数料などは実費になる。

 

写真=受講者が商品を販売をする羽田空港内にある食のセレクトショップ「ANA FESTA」

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