ロシア侵攻に抗議の集会 福知山駅前でウクライナ出身者らが訴え

2022年03月22日 のニュース

 ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、京都府福知山市駅前町の福知山駅北口公園で20日、ウクライナ支援とロシアへの抗議の集会が開かれた。福知山地方労働組合協議会(奥井正美議長)が主催。中学校の教諭、ウクライナ出身女性らがそれぞれの思いを語り、侵攻の即時中止などを訴えた。

 集会では、初めに学校の社会科教諭、梶原秀明さんが登壇。穀倉地帯が広がる豊かで便利な国のため、ウクライナは大陸のはざまで、苦しめられてきたことなどを説明し、「第二次世界大戦が終わって80年が経とうとしているのに、何でこんなことが起こるのか理解できません」と、やり切れない思いを語った。

 また「早く戦争をやめてほしい。一人が決めたことで、大切な人を失ってしまうかもしれないことが、すごく悲しい」など、ウクライナ侵攻について学んだ中学校生徒の感想文も紹介。「みんなの思いを世界中に広げ、一刻も早く戦争をやめさせなければならない」と強く主張した。

 続いてウクライナの首都キエフ出身で、鋳物師町在住のプルジャンスカ・オクサーナさんの呼びかけで、侵攻の被害者に黙とう。「ウクライナのほとんどの国民は、EUに加盟してNATOの国の一つになることを望んでいます。しかし、ロシアはそれを許さず、全部壊して自分のものにしたいと思っています」と、侵攻の動機を簡単に解説した。

 プルジャンスカさんは「侵攻はロシアとウクライナだけの戦いではなく、民主主義と全体主義の戦いです。いまロシアを止めないと、アジアにも手を出すかもしれません。そんなことはさせたくない。早く戦争を止めましょう。一人でも多くの子どもの命を救いましょう」と訴えかけた。

 プルジャンスカさんの息子で、南陵中1年の野崎寅彦君も登壇し、思いを告白。集まった約180人が静かに耳を傾けた。

 集会には「ウクライナに平和を」「NO WAR」などと書かれたプラカードを持参する人もいて、多くの参加者がウクライナ支援金のカンパにも協力していた。

 この日集まった支援金は28万9812円。22日に全額をウクライナ大使館に送金した。

 

 

写真=プルジャンスカさんの訴えを静かに聴く参加者

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