姉妹都市提携40年控え 「来年はきっと再会できる」島原と福知山の友好の紅梅が咲く

2022年03月22日 のニュース

 京都府福知山市役所前で、姉妹都市・長崎県島原市との友好の証しとして、39年前に植えられた紅梅の開花が進んでいる。新型コロナウイルスの影響でここ2年は交流ができておらず、福知山市は、姉妹都市提携40周年で来年やって来る島原の人たちを熱く歓迎したいと張り切っている。「紅梅も再会を応援してくれているはず」。花は現在七分咲きで、近く満開になりそう。

 江戸時代の1669年(寛文9年)、福知山藩主だった松平忠房が島原藩に国替えになった縁をきっかけに、1983年3月1日に姉妹都市提携を結んだ。紅梅はその記念として島原市民と一緒に植えた。

 互いに訪問団を結成し、5年ごとに行き来することが恒例となっている。ほかに、福知山マラソンへのゲスト参加、災害時には見舞金を届けあい、ボランティア派遣もして相互交流を温めてきた。ところが、コロナ禍で交流活動ができずにいる。

 来年は福知山が、島原からの友好親善訪問団を迎える番。姉妹都市の交流事業を担当する福知山市秘書広報課の大槻拓也さんは「紅梅の様子が気になって毎日見ています。今年はいつもより少し遅いですが、きれいに咲いてくれていてうれしい。電話などで島原市とやり取りすることはありますが、やっぱり出会いたい。来年はきっと再会できるはず」と話していた。


写真=今年も友好の花が咲いた

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