子どもの絵の美術展、ひまわりこども園から多数入選で府教育委員会賞に入賞
2022年03月08日 のニュース
京都府福知山市猪崎のひまわりこども園(小山たか子園長)が、全国教育美術展(公益財団法人教育美術振興会主催)で、地区学校賞の京都府教育委員会賞に選ばれた。同園の多数の園児が個人賞の特選、入選に選ばれたことが評価された。
国内で最も伝統のある子どもの絵の美術展で、1922年に始まった。第81回を迎える今回は、全国の幼稚園や小学校など2436の教育機関から、10万6858点の応募があり、昨年11月に地区審査、全国審査を行って個人賞や学校賞の各賞を選んだ。
ひまわりこども園が受賞した府教育委員会賞は、全国学校賞に次ぐ地区学校賞のひとつで、147校・園が選出。府内からは同園のほか、向日市の小学校と中学校が選ばれている。
ひまわりこども園では、子どもたちが伸びのびと絵を描けるよう保育教諭が教えていて、10年ほど前から同美術展に参加し続けている。今回は、「運動会で楽しかったこと」などをテーマに描いた5歳児と4歳児の計9人が応募し、1人が特選、8人が入選に入った。
特選に選ばれた細川凜華さん(5)は、運動会の集団演技の場面を題材にして、バルーンをみんなで持つ様子を、クレヨンや絵の具などを使いカラフルに仕上げた。
細川さんは「絵を描くのは好きです。カラフルにするのが難しかったけど、がんばったので、特選に選ばれてうれしかったです」と喜んでいる。
小山園長は「子どもたちには絵を描く理由があります。その思いを受け止めてあげることが大切。受賞したことはとても喜びであり、園児も職員も励みになります。絵を描くことが好きになる環境を作っていきたい」と話している。
また市内からは、地区学校賞の教育美術奨励賞に昭和小学校が、個人賞の特選には細川さんのほか、11人が選ばれた。
写真=小山園長(前列中央)と特選の細川さん(前列右から2人目)ら個人賞に入ったひまわりこども園の園児たち