寒さでサケの成長が遅れ、放流は先延ばしに

2022年02月25日 のニュース

 京都府福知山市猪崎、三段池公園内の市児童科学館(桐村嘉郎館長)は、由良川の環境保全のシンボル・サケの卵を稚魚になるまで育てているが、今冬は厳しい寒さに見舞われ、成長が遅れている。「10日ほど遅くて、まだ水槽の底に群がっている。このままだと、例年のような3月初旬の放流はできない」と心配している。

 同館では、子どもたちに郷土愛を育み、環境意識を高めてもらう機会にと、毎年、有志で組織する「由良川サケ環境保全実行委員会」からサケの卵の配布を受けて、1階の福知山広場で飼育してきた。

 今季は、由良川の水を入れた水槽で1月5日に飼育をスタート。例年なら水温11度前後だが、平均9度前後の日が続いている。

 サケは、卵からふ化して赤ちゃんの段階の仔魚にはなっているが、例年のようにスマートな姿になって餌を食べながら活発に泳ぐことができない状態。大半が水槽の底の敷石上にいて、栄養分がたまった朱色の袋「さいのう」が残っている個体もいる。

 同館職員で生物に詳しい市自然科学協力員、永谷隆夫さんは「今季は水温が低過ぎて成長できない状態で、まだ餌を与えることもできません。今年は、全館暖房改装をしていて室温をあげるのも難しく、専用のヒーターの設置をするしか方法がないかもしれません」と話している。

■放流は予定より先延ばしに由良川環境保全実行委

 また、実行委では府北部4市を主とした約250個人・団体に飼育を依頼しているが、気温、水温とも低く、全体的に生育が遅れている。



写真=成長が遅く、ふ化したがまだ活発でないサケの仔魚

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