洗顔せっけんにキキョウ 福高三和分校が協力して化粧品会社が開発

2022年02月04日 のニュース

 福知山城を築いた明智光秀の家紋「キキョウ」を洗顔せっけんに使おうと、化粧品類の開発販売を手掛ける東京都の「株式会社Mind Leaf(マインドリーフ)」(飯渕弘成代表取締役)が商品開発に取り組んでいる。現在、試作改善を繰り返していて、4月までに完成予定だという。

 東京都出身の飯渕さん(36)はサラリーマン時代、大阪府内のスキンケアメーカーに勤務。取引先に福知山市内の企業があったり、昨年、起業のノウハウを学ぶ福知山市の事業でゲスト講師を務めたりして、福知山との縁が深まった。

 そんな中、側室をもたず妻・熙子を愛し続けた光秀の家紋・キキョウの花言葉には、「永遠の愛」「変わらぬ愛」の意味があることを知り、光秀、熙子夫婦の美しい話に心を打たれ、スキンケアの成分としてキキョウを使えないかと思い付いた。

 しかし、キキョウは主に漢方薬として使われているもので、国産は少なく入手が困難。そこで市産業観光課から、栽培する三和町千束の福知山高校三和分校を紹介してもらい、話をすると、三和分校もキキョウの根っこの有効活用について模索していたということで、快諾を得た。

 提供を受けた根っこを調査した結果、酸化防止作用や泡立ちを助ける成分があり、同社が得意とする天然系スキンケアとの相性が非常に良いことが分かった。簡単な泡立てで肌に負担の少ない洗顔が実現できるとして、本格的に商品開発に着手した。

 昨年12月には、三和分校で現地視察を行い、生産する農業科の生徒から話を聞くなど交流を深めた。

 その後、市の「NEXT産業創造プログラム」を受講する中で、不特定多数の人からインターネット上で支援者を募るクラウドファンディング(CF)のノウハウを学び、1月17日から挑戦。すぐに目標金額を達成し、量産化が決定した。

 2月20日まで、ウェブサイト「キャンプファイヤー」で先行予約販売を受け付けていて、募った資金は試作を中心とした開発費用に充てる。2月までを試作期間として、3月に生産開始。4月に返礼品として商品を発送する。

 5月からは、会社のホームページで購入できるようにするほか、福知山市内の店舗でも買えるよう準備を進めている。

 飯渕さんは「私は計14年にわたって敏感肌のスキンケアに関する専門性を磨いてきたが、地域の素材を使うということにも憧れを持っていたので、こうしたご縁でオリジナル原料と出会え、うれしく思います。原料の品質と製法にこだわっており、泡立てが苦手な方でもやさしく洗えることが特徴です」と話している。

 
 

写真上=商品開発を進める洗顔せっけん

写真下=三和分校が栽培するキキョウの根っこ

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