卒業・入学式で主役たちの胸飾るバラのコサージュ ちくもうで繁忙期
2022年02月02日 のニュース

京都府福知山市昭和新町の障害福祉サービス事業所ちくもう(芦田ふゆ子施設長)は、今春の卒業式や入学式などで使われる造花のバラのコサージュ作りを進めている。児童、生徒たちが胸に着けるもので、利用者たちが一つずつ手作業で丁寧に仕上げている。
ちくもうの前身「竹毛希望の家」が開所した1978年から作っており、この時期に繁忙期を迎える。市内外の小中学校、高校、保育園などから注文を受けており、昨季は6557個を納品。今年も約70カ所に6500個ほどを納める予定という。
「チームバラ」と名付けた制作班の8人が、昨年4月から材料の準備やパーツ作成に励み、11月から本格的に組み立てている。
紙を巻いたワイヤの芯に、造花用の紙を2枚重ねて作った花びらをくっつけ、丸みを持たせる。本物のバラのような仕上がりは評判が良い。
色はピンク、赤、白の3色。1個110円。メタルリボン・葉付きは120円で、花びらが多い大きいサイズはメタルリボン、葉も付いて150円。
卒業・卒園用は2月10日まで、入学・入園用は3月16日まで注文を受け付ける。
作業に取り組む衣川智也さん(33)は「頑張って作っています。みんなの胸に付けてもらえるとうれしいです」と話す。
問い合わせはちくもう、電話0773(23)4503、ファクス(23)4656へ。
写真=一つずつ丁寧に仕上げている