2年ぶりの水柱 消防出初め式で一斉放水
2022年01月11日 のニュース

福知山市消防出初め式が9日、京都府福知山市中ノの市厚生会館などを会場に開かれた。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、2年ぶりに分列行進と一斉放水を実施。市消防本部職員、消防団員らが引き締まった表情で、災害に強い安心安全のまちづくりに向けて思いをひとつにした。
昨年は参加人数を制限した式典のみだったが、新型コロナの感染拡大が落ち着き、今年は例年並みの内容で計画していた。ところが、市内で昨年末から新型コロナ感染が拡大したため、急きょ、団員らの参加を代表者のみに絞り、消防車両展示を無くすなどした。
厚生会館での式典で大橋一夫市長が式辞、池澤徹団長が訓示をした後、広小路通りで分列行進があり、消防車両49台と団員ら約130人が息を合わせた整然とした動きで進んだ。行進は参加人数を減らし、例年の分団単位ではなく、中部、大江などのブロック単位にした。
最後に、由良川音無瀬橋上流左岸で、団員と小型動力ポンプ23台による一斉放水。赤、青、黄色などの水が勢いよく放たれ、見学した人からは「きれい」「すごい」などの声が聞かれた。天候にも恵まれ、放水時には虹もかかった。
写真=一斉放水で虹がかかった