テナント誘致進んだ駅正面通り商店街、若手中心に理事一新
2022年01月11日 のニュース

京都府福知山市の駅正面通り商店街振興組合(加盟店約65店舗)で、理事が30~40代の若手中心に一新された。理事長は、長年務めたヒトミ衣料の専務、人見茂さん(90)から、アパレル業のHEADFOOT(ヘッドフット)社長、岸本道徳さん(44)にバトンタッチ。「フレッシュなメンバーで、商店街を盛り上げたい」と意欲を燃やしている。
これまで振興組合は、60代のメンバーが中心だったが、地元店主らでつくる福知山フロント株式会社が、空き店舗へのテナント誘致活動を進め、若い出店者が増えたことから、商店街の活性化をめざし、組合を改革することにした。
理事12人のうち3人は、1年前に若手に代わっていて、残る9人は昨年11月末の臨時総会で交代。新規出店メンバーも多く含まれ、年齢は30~40代を中心に最高でも60代と、一気に若返った。
理事長に岸本さん、専務理事は久世電気工業社長の久世純也さん(40)、会計には高見乳販の高見哲也さん(38)が就任した。
岸本さんは「飲食店や美容室などの新規出店が進み、人通りが戻ってきた商店街を、さらに若い力で盛り上げたい。土曜夜店を現代風にアレンジしたイベント、サタデイズ・ナイトの復活のほか、クリーン作戦などをして、活性化していきたい」という。
人見さんは「理事が高齢化してきていたので、若いメンバーに代わって安心しています。岸本さんは優れた手腕を持っているし、商店街の盛り上げに期待しています」と話している。
写真=一新された理事のメンバーと前理事長の人見さん(前列右から2人目)、理事長の岸本さん(同3人目)